真空管アンプで駆動する事を念頭において設計されたスピーカーシステム
Reference 3Aはカナダのオンタリオに拠点を置き 30 年以上スピーカーシステムを作り続けています。
Reference 3Aで中心モデルとなる MM de Capo-i は、 1980 年に小出力の真空管アンプで駆動する事を前提に設計されました。MM de Capo-i は、 2003 年に高域フィルター用のコンデンサーがオリジナルのオイルコンデンサーに変更になり MM de Capo-i となりました。 MM de Capo-i は、真空管アンプの良さを充分引き出す為と、クロスオーバーネットワークが引き起こす音質の省化を避ける事を目的に、クロスオーバーネットワークを使用していません。出力音圧レベルは 92dB/w/m と高感度で小出力の真空管アンプでも充分な音量が得られます。
メインドライバーは自社製でカーボンファイバーを使用し、 72 時間エージングされた後特性を合わせてから組み立てられます。
ツィーターもカスタムメイドで全てペアマッチされた物が使用されます。入力ターミナルのジャンパー線は太い CARDAS 製を使用し振動対策も万全です。配線材料はドライバーとツィーターの音色に合わせ Van den Hul を使用しています。 MM de Capo-i は、フロントバッフルが傾斜しています。この傾斜と外側に配置されたツィーターとの相互作用でスピーカーシステムは角度をつけずに真っすぐ正面に配置する事で、定位と音場室感の広がりが得られます。
スピーカースタンドの Solid-CORIAN はスピーカーシステムの内側に張って共振防止材として良く使用されるコーリアンという素材です。このコーリアンは大変密度の高い素材ですが、 MM de Capo-i の性能を充分引き出す為、あえてこの高価なコーリアンを採用しています。
MM de Capo-i
Solid-CORIAN
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